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[活動レポート]


東京都現代美術館
土屋公雄アーティストトーク


闇と光の記憶 レポート



2月25日日曜日、東京都現代美術館の特集展示「闇の中で in the darkness」にともない、≪ヴァシビエールの月≫と≪月のかけら≫の出 品作家 土屋公雄によるアーティスト・トーク「闇と光の記憶 月のインスタレーション によせて」が行われた。

15時開演の講堂には大勢の美術愛好家が足を運んだ。


最初、約1時間半に及ぶ、講堂でのトークは土屋公雄自身によるこれまでの活動の紹介にスライドを交えたものだった。
土屋の「人間」や「都市における記憶」というキーワードをもとに行われた様々な作品・インスタレーション、1984年からの約20年に及んだ活動の制作状況や制作秘話をたっぷりと聞くことができた。

夏目漱石の「人間にとって一番悲しい人間とは、所在のない人間である。」という言葉を引用した土屋は「所在とは、単に物質的な家ではなく、心の内側に内在された場所。それはアイデンティティーの問題とも重なる。じゃあ、自分にとっての所在とはいったいなんだろう?」と問うた。

これだけ情報量の多い現代は、自分にとっての所在、また自分とはいったい、誰なのかという問いに答えを出すのは非常に困難である。

しかし、その問いの答えを探し続けてきた土屋の作品・インスタレーションの中に私達は答えを見出していけたら良いと思う。
また、「闇と光の記憶 月のインスタレーションによせて」ではフランス・ボルドーのラスコー洞窟内でのスライドと共に土屋公雄自身が眼の病におかされながら、経験した体験と共に、美術の真髄を語った。


展示場に場所を移し、土屋と観客の距離を縮め和やかなムードで質疑応答が行われた。

質問に対して熱く語りかける土屋の姿勢に会場はおおいに盛り上がった。

老若男女問わず、楽しめたとても有意義な、アーティスト・トークであった。



















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